症例Cases treated
柴犬 口の中の痛み
3ヵ月前から、左の口を掻いて口をくちゃくちゃしていたが、最近では1時間毎にキャンと鳴いて、痛みが増加しているとの主訴で、2歳5ヵ月齢の豆柴が来院しました。痛みにより口が触れず口腔内観察が不可能であったため、全身麻酔下で検査しました。左側口唇粘膜に潰瘍病変を認め、吻側傾斜(前方に突き出ている)の第3切歯が常に当たることが原因と考えられました。そのため第3切歯を抜歯しました。処置後、痛みは消失しました。
治療前
治療後
基本情報
- 動物種
- 犬
- 品種
- 豆柴
- 性別
- ♂
- 年齢
- 2.5歳
- 主訴
- 左の口を気にして、痛がっている。
右側の第3切歯も異常な生え方をしており、今後も経過観察が必要です。