症例Cases treated
-
犬の口腔内腫瘍 棘細胞性エナメル上皮腫
口腔内腫瘍左側下顎骨の奥に赤いできものを認めシェルティが来院しました。3週間前に歯磨き時に気付いたとのことでした。できものは、左側下顎の第1後臼歯と第2後臼歯間にあり、大きさは5×8㎜ほどでした。病理検査を行ったところ、棘細胞性エナメル上皮腫と診断されました。その後、第1、2後臼歯を含めた下顎骨部分切除術を行いました。手術から6か月後再発は認められていません。
詳細を見る
-
犬の歯周病治療後 歯磨きで良好を維持
犬の歯周病7歳のミニチュアダックスフンドが、口臭と歯石を認め来院しました。全身麻酔下で検査を行ったところ、重度歯周病を認めたため、抜歯と歯周組織再生治療を行いました。その後、デンタルジェルと歯ブラシで、歯のブラッシングを毎日継続してもらいました。
詳細を見る
-
柴犬 口の中の痛み
不正咬合3ヵ月前から、左の口を掻いて口をくちゃくちゃしていたが、最近では1時間毎にキャンと鳴いて、痛みが増加しているとの主訴で、2歳5ヵ月齢の豆柴が来院しました。痛みにより口が触れず口腔内観察が不可能であったため、全身麻酔下で検査しました。左側口唇粘膜に潰瘍病変を認め、吻側傾斜(前方に突き出ている)の第3切歯が常に当たることが原因と考えられました。そのため第3切歯を抜歯しました。処置後、痛みは消失しました。
詳細を見る
-
猫の歯肉口内炎 全臼歯抜歯治療
猫の歯周病13歳の猫が、口の痛みと食欲不振を主訴に来院しました。血液検査より、慢性腎臓病(ステージ2 cre2.28mg/dl)を認めました。口の痛みから内服投与が難しく、腎臓病に対する治療が十分にできませんでしたが、慎重な全身麻酔下で全臼歯抜歯治療を行いました。
詳細を見る