
症例Cases treated
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柴犬 口の中の痛み
不正咬合3ヵ月前から、左の口を掻いて口をくちゃくちゃしていたが、最近では1時間毎にキャンと鳴いて、痛みが増加しているとの主訴で、2歳5ヵ月齢の豆柴が来院しました。痛みにより口が触れず口腔内観察が不可能であったため、全身麻酔下で検査しました。左側口唇粘膜に潰瘍病変を認め、吻側傾斜(前方に突き出ている)の第3切歯が常に当たることが原因と考えられました。そのため第3切歯を抜歯しました。処置後、痛みは消失しました。
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猫の歯肉口内炎 全臼歯抜歯治療
猫の歯周病13歳の猫が、口の痛みと食欲不振を主訴に来院しました。血液検査より、慢性腎臓病(ステージ2 cre2.28mg/dl)を認めました。口の痛みから内服投与が難しく、腎臓病に対する治療が十分にできませんでしたが、慎重な全身麻酔下で全臼歯抜歯治療を行いました。
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猫の口鼻瘻管
猫の歯周病1年ほど前から口臭増加、くしゃみと鼻汁が続いていることを主訴に来院しました。両犬歯が伸びており、歯周病による口鼻瘻管が疑われました。両犬歯抜歯後は、くしゃみと鼻汁は落ち着きました。
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下顎犬歯の根管治療(歯内治療)を行った柴犬
破折根管(歯内)治療1週間前に、雷に興奮してケージにぶつかり、下顎の両犬歯が折れて、柴犬が来院しました。両方の犬歯は、エナメル質と象牙質が折れ、歯髄が露出していました。抜歯か歯を残す治療が検討されました。下顎犬歯の外科的抜歯は、患者への侵襲性が高く、顎が弱くなるといった副作用もみられるために、歯を残す根管治療(歯内治療)を行いました。
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